みなさんこんにちは!管理部門の渡辺です!
本ブログでは売買部門の活躍が著しいですが、実はなごみでは大家さんから預かった物件の管理も行っております。
家賃の集金や修繕対応など、入居から退去まで入居者さんの暮らしを見つめる部署なのですが、実のところ業務のなかにもよくある業務とめったにない業務がございます。
そのめったにない業務の内のひとつがタイトルにもある安否確認というもので、何をするのかと言いますと、ご家族の要請を受けて音信不通になってしまった入居者さんの部屋に鍵を持って突撃いたします!
そして先日、某所のアパートにてこの安否確認を行ってまいりました。
内容が内容なので現場の写真の掲載は控えさせていただきますが、ご高齢の入居者さんがご家族や職場と連絡が取れなくなったという連絡を受け、関係者一同緊張の面持ちでアパートに集合いたしました。
さあ、このあとどんな展開に!?
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安否確認は往々にして鬼が出るか蛇が出るか死体が出るかの3択なのですが、異臭もしなければ外壁に虫が集っていることも無かったため、案外大丈夫そうではないかと思いながらもまずはドアをノック。
(イメージ図:あたりにノックの音が転がります)
ノック、チャイム、電話、すべて応答なしだったため改めて突入を決意。事件性がある可能性も残っていますので、まずは警察に連絡を取って立ち会ってもらいます。
すぐに来てくれるという警察の方を待っている間、一緒に来ていた方たちから入居者さんの人柄について伺うことができました。
入居者さんは周囲に対してとても優しく、他者に思いやりをもって接することができる人物だそうです。
その語り口調は故人を偲ぶ時のそれに近いものがありましたが、まだそうと決まったわけではありません。
警察官の到着後改めて身分と事情を説明すると、いよいよ部屋に入ることになります。
ここで初めて部屋の鍵を開け、部屋の中へと突入いたしました。
そこで待っていたのはちちょっと散らかってはいるものの普通に人が住んでいそうな部屋であり、もぬけの殻でもゴミ屋敷でもありませんでした。
すべての部屋をひととおり回りましたが、入居者さんは影も形も見えません。
ただ出かけているだけ。そんな印象でございました。
ならなんで電話出ないんだと首をかしげる一同でございましたが、連絡くださいという内容の手紙を置いてひとまずは終了。再び鍵をかけてその場を撤収し、安否確認はお開きとなりました。
なんとも尻切れトンボで山場も落ちもない話ではございますが、異変を感じて連絡を取ったからこそこれで済んだのかもしれません。
皆様方に置かれましても、たまにはご家族に連絡を取ってみてはいかがでしょうか。そこで連絡が取れなければ、警察やアパートの管理会社に一報を入れてもいいかもしれません。
安否確認の山場など、悲劇以外の何物でもないのですから。